講演情報

[3M06]浅地中処分を例題とした安全評価に内在する保守性の確率論的アプローチによる評価

*黒田 知眞1、中林 亮1、杉山 大輔1 (1. 電中研)

キーワード:

放射性廃棄物処分、確率論的安全評価、保守性、不確実性、浅地中処分

第二種廃棄物埋設の許可基準規則では、自然事象シナリオにおいて、最も可能性が高いシナリオと最も厳しいシナリオのそれぞれで線量基準を満たすことを示すことが求められている。従来の決定論的安全評価では、不確実性を考慮した上で状態設定およびパラメータ設定がなされるが、これらの設定に含まれる保守性の程度を評価することは、「最も可能性が高い」または「最も厳しい」シナリオに対応しているかの確認において重要となる。本研究では、浅地中処分の安全評価に関する原子力学会標準で示された評価事例に対して具体的には、分配係数等のパラメータに確率分布を設定して例題解析を実施した。一例として、確率論的安全評価における最大被ばく線量の最頻値と決定論での評価結果の比較により、保守性の程度を検討した。

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