セッション詳細
[BC2]統合失調症/自閉スペクトラム症/ドパミン神経機能
2025年11月13日(木) 13:10 〜 15:10
第6会場(本館1F Room F)
座長:中澤 敬信(東京農業大学生命科学部)、上野 修一(愛媛大学大学院医学系研究科精神神経科学)
統合失調症や自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder: ASD)はともに有病率が高く、遺伝的背景や表現型は多様である。統合失調症では治療抵抗性患者の存在や、ASD では中核症状に対する治療薬がない等、さらなる病態分子基盤の解明や治療法の開発が必要となっている。本セッションでは、臨床と基礎それぞれの演者から最新の研究成果とともに、新しい動物モデルや創薬シーズを紹介する。また、臨床上の問題点や次世代の治療・診断法に関する展望について触れ、病態の理解、疾患の克服に向けた現在の課題を整理し、基礎臨床連携の強化・新たな構築による解決の糸口を探る。
[BC2-1]社会的コミュニケーションの困難に対する治療薬開発:脳分子イメージングを核とした多階層双方向トランスレーショナル研究
*山末 英典1 (1. 浜松医科大学精神医学講座)
[BC2-2]統合失調症の臨床的特徴と基礎病態研究への展開
*塩飽 裕紀1 (1. 東京科学大学大学院 精神行動医科学分野)
[BC2-3]多様なドパミン予測誤差シグナルの発見から臨床学への発展に向けて
*木村 生1 (1. 北海道大学大学院薬学研究院)
[BC2-4]統合失調症の創薬を目指したVPAC2受容体標的脳移行性ペプチドナノ製剤の開発
*吾郷 由希夫1、坂元 孝太郎2 (1. 広島大学大学院医系科学研究科細胞分子薬理学, 2. 一丸ファルコス株式会社)
