セッション詳細
[S17]臨床試験の成功に向けたアカデミックな取り組み -精神神経疾患領域の経験と課題-
2025年11月14日(金) 16:40 〜 18:40
第1会場(Annex 1)
座長:渡邊 衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室)、中林 哲夫(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
医薬品等の開発においては、よく計画され適切に実施された臨床試験により、有効性が検証され安全性が示される必要がある。しかしながら、これまでも、有効性が期待できる化合物でも臨床試験で有効性の証明が失敗することが経験されてきた。これは、臨床試験の有効性評価には、試験計画や実施上の課題が影響することがあるためである。このため、適切な臨床試験の実施のためには、有効性評価に影響する要因の検討が重要であり、臨床試験の成功にはアカデミックなノウハウの蓄積が望まれる。既に、有効性評価の影響因子に関すエビデンスも蓄積している。さらには、臨床試験に関するノウハウは、新たなアカデミックな検討課題を認識できる可能性がある。このため本シンポジウムでは、精神神経疾患領域における臨床試験の成功に向けた実施計画や体制を考えるために、臨床開発の現状とこれまでの臨床試験の経験を概観する。
導入
[S17-1]わが国における向精神薬の治験を成功させるためのコツ
*渡邊 衡一郎1 (1. 杏林大学医学部精神神経科学教室)
[S17-2]精神神経疾患領域の臨床開発の現状とCTQ要因
*中林 哲夫1 (1. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
[S17-3]臨床試験実施の工夫と学び
―医師主導試験から学んだ創薬・育薬の道―
*新津 富央1 (1. 千葉大学大学院医学研究院精神医学)
[S17-4]精神神経疾患領域の症例集積力の向上のコツ:COCOROとEGUIDEの経験から
*橋本 亮太1 (1. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
[S17-5]精神神経疾患領域における臨床試験の成功に向けた取り組み -企業の立場から-
*小野 浩昭1 (1. 大塚製薬株式会社)
