セッション詳細
[S13]腸内細菌と精神疾患 ~研究の最前線から~
The gut microbiota and psychiatric illness ~From the front lines of research~
2025年11月14日(金) 8:40 〜 10:40
第5会場(本館1F Room C-2)
座長:岸本 泰士郎(慶應義塾大学)、真田 建史(昭和医科大学精神医学講座)
今世紀に入り、精神科領域における腸内細菌叢への関心は世界的な高まりをみせており、我々は7年前の本学会シンポジウムから3回にわたって、精神科領域における最新の知見をレビューしてきた。具体的には、うつ病・不安症、自閉症スペクトラム障害、双極性障害、過敏性腸症候群等において、消化器内科、心療内科、精神科の立場から腸内細菌叢と各疾患との関連を議論した。しかしながら、我が国における腸内細菌叢を対象とした当領域の研究は未だ進んでいない。今回も、同じテーマをとりあげ、当領域における腸内細菌研究の現況を概説し、本邦における臨床研究(うつ病や自閉症スペクトラム障害、摂食障害を対象とした腸内細菌調査や、気分障害における栄養、腸内細菌に関する検証)の観点から、最新の研究成果を紹介し、今後の展望について議論したい。
導入
[S13-1]摂食障害における腸脳相関最前線
*酒本 真次1 (1. 岡山大学学術研究院 医歯薬学域 精神神経病態学)
[S13-2]うつ病やストレス応答における腸内細菌の役割
*功刀 浩1,2 (1. 帝京大学医学部, 2. 国立精神・神経医療研究センター)
[S13-3]精神疾患における腸内細菌の最新の知見
*真田 建史1 (1. 昭和医科大学精神医学講座)
[S13-4]うつ病における腸内細菌の最新の知見
*廣瀬 俊輔1、真田 建史1 (1. 昭和医科大学医学部精神医学講座)
[S13-5]最新の研究動向から見えてくる腸内細菌と神経発達症の関係
*黒川 駿哉1 (1. 慶應義塾大学医学部 医科学研究連携推進センター 健康・医療・社会イノベーションセンター)
