セッション詳細

[S19]不安症(パニック症、強迫症)の診療ガイドライン

2025年11月14日(金) 16:40 〜 18:40
第7会場(本館1F Room G)
座長:稲田 健(北里大学医学部精神科学)、朝倉 聡(北海道大学保健センター)
日本神経精神薬理学会と日本不安症学会は、2018年3月に不安症・強迫症診療ガイドライン合同作成委員会を組織し、社交不安症、パニック症、強迫症の診療ガイドライン作成を開始した。今般、パニック症と強迫症の診療ガイドラインを公表するに至ったためシンポジウムを提案する。パニック症、強迫症ともに、薬物療法と精神療法に関する3つのclinical question :CQを定め、それぞれのシステマティック・レビュー(SR)をもとに益(治療反応性、症状改善)と害(治療からの脱落)のバランスを考慮して、完成された。成人(18歳以上)のパニック症と強迫症に対する標準的ケア(診療)の簡潔なガイドラインであることから、医師を含む医療者と患者、そして患者家族が科学的な根拠(エビデンス)を共有して診療方針を決定する「Shared Decision Making; SDM(共同意思決定)」に役立ててもらうことを目的としている。シンポジウムではCQの背景、SRの結果と解釈、推奨と解説を発表していただく。

導入

[S19-1]パニック症の診療ガイドライン~背景とCQ設定の経緯~

*塩入 俊樹1 (1. 岐阜大学大学院医学系研究科精神医学分野)

[S19-2]「パニック症診療ガイドライン、強迫症診療ガイドラインの作成状況」
パニック症の診療ガイドライン~SR の結果と推奨~

*高塩 理1 (1. 東京医科大学八王子医療センター・リエゾンセンター)

[S19-3]強迫症の診療ガイドライン~背景とCQ設定の経緯~

*松永 寿人1 (1. 兵庫医科大学医学部精神科神経科学講座)

[S19-4]強迫症の診療ガイドライン~システマティックレビューの結果と推奨

*村山 桂太郎1、久能 勝2、吉田 賀一3、中前 貴4、中尾 智博5、松永 寿人3 (1. 九州大学病院精神科神経科, 2. 千葉大学子どものこころの発達教育研究センター, 3. 兵庫医科大学精神科神経科学講座, 4. 京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学, 5. 九州大学大学院医学研究院精神病態医学)

総括