セッション詳細

[S28]病態に基づく精神疾患の診断方法と治療法開発の最前線

2025年11月15日(土) 13:10 〜 15:10
第2会場(本館1F Room D)
座長:松本 純弥(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)、鬼塚 俊明(国立病院機構榊原病院)
指定発言者:夏苅 郁子(やきつべの径診療所)、神庭 重信(九州大学名誉教授)
精神科診断は症状に基づく操作的診断基準に依っていて、従来の診断別の治療は一定の効果を得ている。しかし従来の治療に反応しない治療抵抗性の患者群に新たな治療方法を届けるには、病態に基づく精神疾患の診断に対して、病態に基づいた治療法を開発する方法が求められる。そこで、本シンポジウムでは、病態生理や分子メカニズムに基づいた精神疾患の診断方法と治療法開発について議論する。具体的には、従来の精神疾患の診断の課題、精神疾患のゲノム研究に基づく診断・治療、側脳室拡大と認知機能障害がある精神疾患患者の診断と治療法開発、精神病の自己免疫病態から見た診断と治療、エクソソーム病態に基づく診断・治療について報告する。本シンポジウムを通じて、最新の研究成果の診断への応用と、治療法開発の実現可能性について議論する。

導入

[S28-1]現代精神医学における診断課題と研究戦略

*杉原 玄一1 (1. 東京科学大学精神行動医科学分野)

[S28-2]遺伝学に基づく精神疾患の診断と治療法開発

*木村 大樹1 (1. 名古屋大学大学院医学系研究科精神医学分野)

[S28-3]側脳室拡大と認知機能障害がある精神疾患患者の診断と治療法開発

*松本 純弥1 (1. 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神疾患病態研究部)

[S28-4]神経系自己抗体から見る精神疾患の診断と治療

*塩飽 裕紀1 (1. 東京科学大学大学院 精神行動医科学分野)

[S28-5]エクソソームによって精神疾患を理解する試み

*牧之段 学1,2 (1. 熊本大学大学院 生命科学研究部神経精神医学講座, 2. 藤田医科大学精神・神経病態解明センター変革融合精神医学部門)

指定発言

指定発言

総合討論

総括