セッション詳細

[S22]飲酒行動・アルコール依存症の分子・回路研究の新展開

2025年11月15日(土) 8:40 〜 10:40
第4会場(本館1F Room C-1)
座長:疋田 貴俊(大阪大学蛋白質研究所)、佐々木 努(京都大学 大学院農学研究科)
アルコール依存症、飲酒関連問題は年々重要性を増している。しかしながら、飲酒行動・アルコール依存症の分子・回路機構は明らかにされておらず、適切な飲酒量を保つメカニズムやアルコール依存症の分子病態に迫る研究が求められている。本シンポジウムでは、松居がマウス飲酒行動のネガティブフィードバック機構、青峰がアルコール依存マウスの脳内分子病態、吉本がヒト飲酒行動、山田がヒト飲酒者の前頭葉機能、高橋はアルコール依存症患者のAMPA受容体可視化をテーマとした発表を行うことで、ヒトを対象とした研究とマウスを対象とした研究のそれぞれの最前線を紹介、議論をし、アルコール依存症、飲酒関連問題に対する双方向性のトランスレーショナルリサーチへと繋げたい。

導入

[S22-1]アルコール摂取行動の恒常性制御機構とその破綻メカニズム

*松居 翔1 (1. 京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻栄養化学分野)

[S22-2]アルコール消費および耐性を上昇させる核―細胞質間輸送異常

*青峰 良淳1、櫻井 航輝1、足立 淳2、マクファーソン トム1、小澤 貴明1、宮本 洋一2、米田 悦啓3、岡 正啓2、疋田 貴俊1 (1. 大阪大学蛋白質研究所, 2. 医薬基盤・健康・栄養研究所, 3. 阪大微生物病研究会)

[S22-3]ヒトの飲酒行動の観点から

*吉本 尚1,2 (1. 筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター, 2. 筑波大学医学医療系地域総合診療医学)

[S22-4]アルコール依存症ハイリスク者に対する心理社会的介入の効果を予測する客観的指標の開発:
事象関連電位に基づく検討

*山田 理沙1、住吉 太幹1 (1. 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部)

[S22-5]シナプス生理学のトランスレーショナル アプローチ

*高橋 琢哉1 (1. 横浜市立大学大学院医学研究科)

総括