セッション詳細

[S31]炎症と免疫から考え直す精神疾患

2025年11月15日(土) 13:10 〜 15:10
第7会場(本館1F Room G)
座長:吉村 玲児(産業医科大学医学部精神医学講座)、臼井 紀好(大阪大学大阪大学大学院医学系研究科/大阪大学大学院連合小児発達学研究科)
精神疾患の病態は、これまで主に神経伝達物質の異常や遺伝的要因が注目されてきた。しかし近年、炎症や免疫の異常が精神疾患の発症や進展に関与している可能性が指摘されている。たとえば、うつ病や統合失調症では慢性炎症マーカーの上昇が観察されており、抗炎症薬の併用が症状の改善に寄与する可能性も示されている。本シンポジウムでは、精神疾患における炎症と免疫の関与についての最新知見を共有し、それが診断や治療にどのように応用可能であるかを検討する。精神疾患の新たな理解と治療法の構築に向けて、炎症と免疫という視点の重要性を再考する場としたい。

導入

[S31-1]うつ病の病態モデルとしてのNPSLE

*吉村 玲児1 (1. 産業医科大学医学部精神医学講座)

[S31-2]自閉スペクトラム症の病態形成における母体免疫応答と炎症

*臼井 紀好1,2 (1. 大阪大学大学院医学系研究科, 2. 大阪大学大学院連合小児発達学研究科)

[S31-3]糖化・栄養ストレスが誘導する神経炎症と精神疾患病態

*鳥海 和也1 (1. 東京都医学総合研究所 臨床医科学研究分野 統合失調症プロジェクト)

[S31-4]PTSDと炎症

*堀 弘明1 (1. 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所行動医学研究部)

[S31-5]好中球由来炎症因子に着目したうつ病の新規病態機序と治療標的の可能性

*國澤 和生1,3,4、鍋島 俊隆2,3,4、毛利 彰宏1,3,4 (1. 藤田医科大学 大学院医療科学研究科 レギュラトリーサイエンス分野, 2. 藤田医科大学 大学院医療科学研究科 健康医学創造共同研究部門, 3. 藤田医科大学 精神神経病態解明センター(ICBS), 4. NPO法人 医薬品適正使用推進機構)

総括