教育セミナーのご案内
教育セミナーを以下2社様ご協賛にて企画しております。
聴講者用弁当を配布予定です。
► 7月8日(水)ランチョンセミナー1
| 開催日時 | 7月8日(水)12:05~13:05 |
| 共催 | ファイザー株式会社 メディカルアフェアーズ |
| テーマ | 新型コロナ/パンデミック対応に関する基礎ウイルス学・公衆衛生学、新型コロナ/パンデミック対応に関する臨床 |
| 演題名 |
基礎から臨床現場へ:COVID-19とRSウイルス感染症から考える感染症対策のシームレスな連携 |
| 座長 | 橋口 隆生 先生(京都大学 医生物学研究所 ウイルス制御分野) |
| 演者 |
長尾 美紀 先生(京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学分野) |
| 抄録 |
感染症対策の進展は、基礎研究、臨床研究、そして実臨床の現場が有機的に連携することによって支えられている。近年、この「知の連携」をいかに円滑に機能させるかが、診療および公衆衛生の両面において重要なテーマとなっている。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ウイルス構造や免疫応答に関する基礎研究の成果が、ワクチンや抗ウイルス薬の開発、治療戦略の確立へと連続的に結びついた代表的な例である。一方、RSウイルス感染症(RSV)においても、蓄積されてきた基礎的知見が、近年の構造生物学的進展を契機として予防・治療の新たな選択肢へと展開しつつある。これらは、基礎と臨床が相互にフィードバックしながら進展する「シームレスな連携」の重要性を示している。 臨床現場では、患者背景や病態の多様性を踏まえつつ、得られたエビデンスを適切に解釈し、個々の状況に応じた意思決定へと結びつける必要がある。そのためには、単なる知識の蓄積にとどまらず、サーベイランスや感染対策に統合するプロセスが不可欠である。 本講演では、COVID-19およびRSVを具体例として、基礎研究から臨床応用、さらには感染症対策への実装に至る一連の流れを俯瞰する。エビデンスの円滑な循環を実現するための連携のあり方について考察する。これにより、感染症対策における多職種・多領域の協働の重要性を再確認し、今後の発展に向けた視点を共有したい。 |
► 7月9日(木)ランチョンセミナー2
| 開催日時 | 7月9日(木)12:10~13:10 |
| 共催 | 武田薬品工業株式会社 ジャパンメディカルオフィス |
| テーマ | 新型コロナ/パンデミック対応に関する臨床 |
| 演題名 | COVID-19およびインフルエンザの流行とワクチンの有効性 |
| 座長 | 佐藤 佳 先生(東京大学医科学研究所 感染免疫部門 システムウイルス学分野) |
| 演者 | 森本浩之輔(長崎大学熱帯医学研究所 呼吸器ワクチン疫学分野) |
| 抄録 |
新型コロナワクチンは、2024-25シーズンから定期接種となった。2024-25年シーズンの接種率は伸び悩んでいると報告されたが、COVID-19の流行は2025年も持続し入院数や死亡者は前年に匹敵するレベルを維持した。一方、インフルエンザの流行は、徐々にパンデミック以前の勢いを取り戻した。2025-26シーズンは新型コロナワクチンに対する国からの助成が終了し、接種率はさらに低下したと推定されているが、2026年3月までのCOVID-19の流行の程度は過去と比較して低かった。一方インフルエンザは2025年9月頃の比較的早い時期から2026年3月まで流行が見られた。 VERSUS研究は、2021年から現在まで、感染状況やワクチン接種の回数や種類、ウイルスの変異に対応してワクチンの有効性を評価するためサーベイランスを継続している。新型コロナワクチンが定期接種となった2024年以降は、インフルエンザを含めた呼吸器病原ウイルスに対するワクチン全般の有効性を評価する体制へと変更した。上記のような二つのウイルスの流行やワクチンの接種状況下の2024-25および2025-26シーズンのワクチンの有効性についてデータを示しその意義について議論したい。 |
