セッション詳細

モーニングセミナー2「細菌叢・ゲノムから紐解く脳血管と認知症」

2025年11月23日(日) 8:30 〜 9:20
第6会場(朱鷺メッセ 2F 中会議室201)
座長:小野寺 理(新潟大学脳研究所 脳神経内科)
共催:興和株式会社

【概要】血管性認知症の中で最も頻度が高い病型である脳小血管病(cSVD)とは小動脈,細動脈,細静脈,毛細血管に影響を及ぼす様々な病理変化を包括した概念である.加齢や高血圧に関連したI型cSVD,脳アミロイド血管症(CAA)のII型cSVD,CADASIL/CARASILを含む遺伝性のIII型cSVDなどが知られる.I型cSVDへの口腔・腸内細菌の関与や治療法の探索,II型cSVDのアミロイド関連異常への関与,III型cSVDに関しては,東アジア特異的な出血指向型CADASILの存在や創薬研究など,cSVD研究は活況を呈している.本セミナーでは,最新のトピックスを中心にcSVD研究をご紹介したい.

[MS2]細菌叢・ゲノムから紐解く脳血管と認知症

猪原 匡史 (国立循環器病研究センター 脳神経内科)