セッション詳細

シンポジウム13「生物学的年齢と老化・認知症研究」

2025年11月21日(金) 15:00 〜 16:40
第2会場(朱鷺メッセ 4F 国際会議室)
座長:武田 朱公(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学),齊藤 祐子(東京都健康長寿医療センター)
「老化」は認知症の重要な危険因子であるが、その定義は一様ではない。「暦年齢」は老化の一般的な指標の一つであるが、同じ年齢でも臓器や細胞の生物学的な老化の程度には大きな個体差が存在する。近年、DNAメチル化やタンパク質代謝などの指標を利用して「生物学的年齢(Aging Clock)」を客観的に評価する手法が精力的に研究されている。生物学的年齢は、認知症のリスクを反映する新しい老化の指標となり得るだけではなく、病態解明や患者層別化、治療効果の評価にも応用される可能性があり、認知症研究に大きなインパクトをもたらすと考えられる。本シンポジウムでは、生物学的年齢・老化研究のトップランナーの先生にご講演をいただく。

[SY13-1]エピゲノムを介した後天的老化制御

早野 元詞1,2 (1.東京理科大学 研究推進機構総合研究院, 2.慶應義塾大学医学部 整形外科学教室)

[SY13-2]百寿者免疫細胞の1 細胞トランスクリプトーム解析

橋本 浩介 (大阪大学 蛋白質研究所)

[SY13-4]Epigenetic Clockによる老化評価と健康資産化

山田 秀和 (近畿大学 アンチエジングセンター)