セッション詳細

シンポジウム14「プリオン病の治験における問題点とその解決策」

2025年11月21日(金) 15:00 〜 16:40
第3会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室301)
座長:三條 伸夫(東京科学大学国際医工共創研究院 希少神経難病治療薬開発講座、脳神経内科),濵口 毅(金沢医科大学 脳神経内科学)
世界的にプリオン病の有病率が高まる中で、2024年よりプリオン病の国際治験が始まっている。しかしながら、治験を進めてゆく上で、より早期に診断を行うために診断基準が求められていること、より有効な治療薬の開発が必要なこと、遺伝子抑制治療における有効な抑制量が不明なこと、投与経路と効率的な血液脳関門通過技術の開発が必要なことなど課題が多い。本シンポジウムでは、これらの課題について、どのように解決してゆけば良いのかを、各分野のエキスパートの意見を伺いながら検討してゆきたい。

[SY14-1]日本におけるプリオン病サーベイランスの概況と孤発性CJD疑い例の増加

小佐見 光樹, 阿江 竜介 (自治医科大学 地域医療学センター 公衆衛生学部門)

[SY14-2]孤発性CJD早期の脳波変化と治験開始のタイミング

松林 泰毅 (独立行政法人国立病院機構 災害医療センター 脳神経内科)

[SY14-3]治験に向けたバイオマーカー活用による次世代診断アルゴリズム確立

佐藤 克也 (長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科保健科学分野)

[SY14-4]プリオン病に対する個別化核酸医薬創薬の可能性

桑原 宏哉1,2, 中山 東城2 (1.東京科学大学 脳神経病態学分野(脳神経内科), 2.東京科学大学 核酸・ペプチド創薬治療研究センター(TIDE))

[SY14-5]治療薬開発の現状と将来の展望

照屋 健太 (長崎大学 研究開発推進機構)