セッション詳細

シンポジウム16「脳健診と認知症」

2025年11月21日(金) 15:00 〜 16:40
第5会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室302A)
座長:須田 智(日本医科大学大学院医学系研究科 神経内科学分野),冨本 秀和(三重大学大学院/済生会明和病院)
抗アミロイド抗体薬治療が現実のものとなり、アルツハイマー病の超早期発見が課題となっている。脳検診ではプレクリニカル期の高リスク被検者を把握し早期介入することが課題となっており、認知症バイオマーカーの適用範囲について最新の状況を共有しておく必要がある。
脳検診でアミロイドPET検査を検診で実施することは不適切であるが、末梢血P-tau217など同等の診断能をもつ新規技術が登場してきており、その適用範囲について医療経済的、あるいは倫理的検討が必要となっている。社会資源の濫費に繋がらないように、脳検診施設は認知機能のスクリーニングに注力し、異常を認めた場合に治療施設との連携を適切に行う仕組みが必要となっている。

[SY16-1]脳健診の現状と課題

木下 彩栄 (京都大学 大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻)

[SY16-2]脳健診と認知症の診断バイオマーカー(APOE遺伝子を中心に)

関島 良樹 (信州大学 医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科)

[SY16-3]プレクリニカルアルツハイマー病の認知機能の特徴

井原 涼子 (東京都健康長寿医療センター 脳神経内科)

[SY16-4]脳健診施設と治療施設の連携構築

新堂 晃大 (三重大学 医学部 脳神経内科)

[SY16-5]プレクリニカル期のバイオマーカー検査

春日 健作 (国立長寿医療研究センター 診断イノベーション研究部)