セッション詳細

シンポジウム19「抗Aβ抗体薬のリアルワールド -私の施設では、私の地域では、こう使っている」

2025年11月22日(土) 9:00 〜 11:00
第1会場(朱鷺メッセ 2F メインホール)
座長:井原 涼子(東京都健康長寿医療センター),新堂 晃大(三重大学 脳神経内科)
抗アミロイドβ(Aβ)抗体薬・レカネマブの使用開始から約2年になろうとしている。2024年末には2剤目となるドナネマブが承認され、患者により合った治療を選択できるようになった。そして、最適使用推進ガイドラインで規定される18か月間の投与を迎える患者が出はじめており、継続投与をどうするかは大きな課題である。また、抗Aβ抗体薬は投与施設が限られるため、多くの患者に治療を提供するには地域連携が欠かせない。様々な地域でユニークな取り組みがなされており、その中から新潟・高知の取り組みをご紹介したい。抗Aβ抗体薬の投与判断に重要なAPOE遺伝子検査について、保険未収載のため現在AD DMTレジストリにてAPOE遺伝子検査を提供しているが、検査の意義の説明や結果開示をどうすべきか、悩まれる方もいるだろう。研究の枠組みでAPOE遺伝子検査を実施している施設でどのように実施し、どのような課題が感じているか、経験を共有いただく。

[SY19-1]抗アミロイドβ抗体薬の選択と18か月以降の継続投与

稲川 雄太 (東京医科大学 高齢総合医学分野)

[SY19-2]新潟市における抗Aβ抗体療法の医療連携について

成瀬 聡1, 矢島 隆二1, 池内 健2 (1.総合リハビリテーションセンター・みどり病院 脳神経内科, 2.新潟大学脳研究所 生命リソース研究センター)

[SY19-4]抗Aβ抗体薬治療に伴うAPOE遺伝子型検査の実際

森原 隆太1, 平沢 晃2, 石浦 浩之1 (1.岡山大学病院 脳神経内科, 2.岡山大学病院 臨床遺伝子診療科)

[SY19-5]リアルワールドでのエビデンス構築を目指すAD-DMT レジストリ

新美 芳樹1, 池内 健2, 井原 涼子3, 新堂 晃大4, 矢部 一郎5, 前田 哲也6, 新井 哲明7, 武田 章敬8, 古和 久朋9, 和田 健二10, 和泉 唯信11, 小原 知之12, 青木 茂樹13, 岩坪 威14 (1.東京大学 医学部附属病院 早期・探索開発推進室/認知症共生社会創成治療学, 2.新潟大学, 3.東京都健康長寿医療センター, 4.三重大学, 5.北海道大学, 6.岩手医科大学, 7.筑波大学, 8.国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター, 9.神戸大学, 10.川崎医科大学, 11.徳島大学, 12.九州大学, 13.順天堂大学, 14.国立精神・神経医療研究センター)