セッション詳細

シンポジウム27「新しい認知症危険因子としてのウイルス感染症」

2025年11月22日(土) 13:25 〜 15:05
第4会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室302B)
座長:下畑 享良(岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野),中嶋 秀人(日本大学医学部内科学系 神経内科学分野)
近年,ウイルス感染と神経変性疾患の関連が注目され,特に認知症発症への影響が議論されている.ヘルペスウイルス(HSV-1,VZV),インフルエンザ,EBV,SARS-CoV-2などの感染が慢性炎症や免疫異常を介して神経変性を促進する可能性が示唆されており,特にHSV-1はアルツハイマー病との関連が深く研究されている.本シンポジウムでは,総論としてウイルス感染が認知症のリスクとなる機序を解説したのち,各ウイルスにおいて判明している情報を整理し,ワクチンや抗ウイルス療法の予防的役割についても議論する.ウイルス感染と認知症についての最新知識を共有し,今後の研究と臨床応用の方向性を探る機会としたい.

[SY27-1]ウイルス感染症と認知症:病態メカニズムと予防戦略の展望

中嶋 秀人 (日本大学 医学部 内科学系神経内科学分野)

[SY27-2]水痘・帯状疱疹ウイルスと認知症

森 泰子, 下畑 享良 (岐阜大学大学院 医学系研究科 脳神経内科学分野)

[SY27-3]単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症と認知症

横山 和正1,2 (1.東静脳神経センター, 2.順天堂大学医学部脳神経内科)

[SY27-4]COVID-19後遺症としての認知機能障害

下畑 享良 (岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野)

[SY27-5]Epstein-Barrウイルス感染による認知症リスクの検討

黒田 隆之, 吉岡 耕太郎, 三澤 園子 (東京科学大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野)