セッション詳細
ランチョンセミナー4「国民の睡眠健康向上指針に準じた高齢不眠の予防と治療」
2025年11月21日(金) 12:00 〜 12:50
第4会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室302B)
座長:櫻井 武(筑波大学 医学医療系/筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)
共催:第一三共株式会社
【概要】不眠症は加齢とともに有病率が上昇し、各種の生活習慣病とともにうつ病や認知症等の発症促進因となることが示唆されている。近年の不眠症の長期予後に関する疫学調査では、不眠症は前述の疾患の発症促進因子となる一方で、総死亡転帰への寄与度は必ずしも高くないことが報告されている。他方で、不適切な睡眠や睡眠休養感の欠如(Nonrestorative sleep: NRS)が死亡転帰への寄与度が高いことが示唆されている。我が国の健康増進運動である健康日本21(第三次)では、適切な睡眠時間の確保やNRSを減じることを睡眠障害予防・睡眠健康増進の指標として定めており、これに準じて高齢者の不眠症の治療を設計することが推奨される。
[LS4]国民の睡眠健康向上指針に準じた高齢不眠の予防と治療
○栗山 健一 (国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部)
