セッション詳細

ランチョンセミナー11「抗アミロイドβ抗体薬治療のMeaningful Benefit」

2025年11月22日(土) 12:20 〜 13:10
第3会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室301)
座長:池田 学(大阪大学大学院医学研究科 精神医学教室),小野 賢二郎(金沢大学医薬保健研究域医学系 脳神経内科学)
共催:日本イーライリリー株式会社

【概要】AD病理および合併するCAAを含め、抗アミロイドβ抗体薬治療によるアミロイドβプラーク除去は、リスクとしてのARIAのみならず治療マネジメント上の重要性について、ケサンラの新しい臨床試験データを紹介と共にメカニズムを解説する。また、早期アルツハイマー病の治療が可能になり、当事者の意思決定に基づいた診療が行える時代になった。当事者・ご家族の背景情報に基づいた生活の価値観は異なり、抗アミロイドβ抗体治療の治療目標設定は主治医と当事者との共同意思決定のプロセスを経て行うことが必要である。本会を通じ、抗アミロイドβ抗体薬治療のMeaningful Benefitについて、進行抑制と治療評価の視点から紹介し、明日からの診療に役立てていただきたい。

[LS11-1]早期アルツハイマー病の治療を再考する

猪原 匡史 (国立循環器病研究センター 脳神経内科)