セッション詳細
ランチョンセミナー16「認知症における睡眠マネージメントの意義と方法」
2025年11月22日(土) 12:20 〜 13:10
第8会場(ホテル日航新潟 4F 朱鷺B)
座長:羽生 春夫(総合東京病院 認知症疾患研究センター)
共催:大正製薬株式会社
【概要】高齢者層では不眠症の有病率が上昇するが、認知症患者ではさらにその頻度が高くなることが知られている。不眠に伴う日中の覚醒度低下は認知機能障害を助長するし、介護者に大きな負担を強いることになる。また、他覚的不眠に伴う睡眠時間の短縮はglymphatic flowに依存した脳内βアミロイドの排出を阻害するため認知症状の発現と増加を促進する要因になる。認知症の不眠治療にあたっては、概日リズムの調節を念頭に置いた睡眠衛生指導と鎮静性の低い睡眠薬の選択が重要課題になるし、不眠の原因になっている睡眠妨害事象(無呼吸や運動障害など)への対応も不可欠である。
[LS16]認知症における睡眠マネージメントの意義と方法
○井上 雄一 (東京医科大学睡眠学講座/睡眠総合ケアクリニック)
