講演情報

[WA-5]川がつなぐ自然と地域―河川を基軸とした生態系ネットワーク形成の意義

*内藤 太輔1、中村 太士2、永山 滋也3、石山 信雄2、関 健志4 (1. 公益財団法人リバーフロント研究所、2. 北海道大学、3. 長野大学、4. 国土交通省)
河川は、生物の移動や物質循環、水循環を支える基軸として、多様な生態系を結びつける重要な役割を担っている。本集会では、河川を基軸とした生態系ネットワークを「縦断」「横断」「垂直」「流域内」「流域間」「川と人々とのつながり」の6つの類型から整理し、それぞれの機能と課題について議論する。 前半では、生態系ネットワークの基本的な考え方とグリーンインフラとの関係を概説した後、縦断方向、ならびに本流・支流を含む流域内ネットワーク、河道と氾濫原・湧水を含む横断・垂直方向のネットワーク、さらに流域を越えた大型鳥類を核とした地域づくりなど、各分野の最新の研究・実践事例を紹介する。最後に、国土交通省による施策の紹介を踏まえ、ネイチャーポジティブや良好な流域環境の実現に向けて、河川を基軸とした生態系ネットワークの今後の展開と社会実装について総合討論を行う。