電気化学会第92回大会

大会実行委員長挨拶

電気化学会第92回大会開催にあたって 

電気化学会第92回大会 実行委員長
東京農工大学 教授 斉藤 美佳子
Mikako Saito


電気化学会第92回大会を2025年3月18日(火)から20日(木)までの3日間、東京都小金井市の東京農工大学小金井キャンパスで開催いたします。この場をお借りして、実行委員長より開催のご挨拶をさせていただきます。

本大会は、名古屋大学での第91回大会開催と同じく、全面対面での発表のみを予定しております。名古屋大学では、単にコロナ前の大会様式に戻るのではなく、新たな形での春の大会として素晴らしい成功を収められました。私共は、その名古屋大学から既に貴重な情報を頂戴しております。是非それに負けぬ充実した大会となるよう鋭意準備を進めているところです。

東京農工大学での開催は私が知る限り過去に3回開催しておりましたが、いずれも秋季大会で、春の大会は初めての開催になります。前回の開催は、2009年の秋季大会でしたので16年ぶりになります。小金井キャンパスは工学部のみから成り、比較的狭隘な場所に建物が密集してはおりますが、それにも増して、学内には楓や銀杏の並木が整備され、季節ごとに自然豊かな武蔵野の環境を体感できます。例年春になると美しい桜が咲き誇りますので、大会の頃に桜の開花が見られれば、ご参加の皆様にとって日本の春を感じていただけるのではないかと期待しております。

皆様ご存じの通り、本学会は誠に多様な研究分野を包含しております。大会にご参加いただきますと、そのヘテロな研究分野を超えたコラボレーションが促進されることをご実感されている方も少なくないかと思います。新たなアイディアや革新的な研究が花開くよう、そのためのご議論やご交流を円滑に行えるような場を色々な形でご提供したいと思います。それによって、特に次世代を担う異分野の若手の方々の交流が、新しい発見や視点を得る契機となるならば、素晴らしい成功の一つになると思っています。

実行委員一同、全力を挙げて準備を進めておりますが、そうした成功は、多くの方々のご参加、ご協力、ご支援なくしては成し得ません。本キャンパスは、東京駅から中央線快速で40分の「東小金井」駅から徒歩6分というアクセスの良いところにあります。既に毎回、ご参加いただいている会員の皆様のみならず、ご交流のある境界領域の方々へのお誘いも含め、どうぞ本大会への積極的なご支援を賜りたいと存じます。