挨拶
第36回福島県作業療法学会開催にあたって
この度、第36回福島県作業療法学会を2025年10月5日(日)の日程でポラリス保健看護学院・メグレズホールにて開催させていただくことになりました。
昨年はコロナ禍以前のような本格的な対面開催を行うことができました。演題数は38演題と昨年を大きく上回り、参加者も合計191名となり、もうすぐ200名の大台というところまできました。学生の演題数、参加者数も徐々に増加しており、嬉しい限りです。今学会では参加者200名を目標に、魅力的な学会になるように準備を進めております。
さて、今回の学会テーマは「地域とともに歩む、作業療法のちから」としました。近年、診療報酬上でも回復期病棟の入院料に地域貢献活動が基準化されるなど、リハビリテーション専門職が病院など施設内だけに留まらず、地域で活動することが求められています。その対象や活動範囲は広く、教育や介護予防、災害など多岐にわたります。そのニーズに沿えるように私たちも作業療法の質を高めるとともに、作業療法士ができることを発信する必要があると思います。今学会がその一助になること願っております。
今回のテーマをもとに、岩手医科大学 衛生学公衆衛生学講座 高梨信之先生を特別講演の講師としてお招きし、岩手県における地域での作業療法の展開についてご講演いただく予定です。また、教育講演には福島県立医科大学 リハビリテーション医学講座 教授 林哲生先生に「脊髄損傷後の自宅復帰と地域における社会参加へのアプローチ」というテーマでご講演いただく予定です。地域をテーマに作業療法士、医師の講演を聴講できる貴重な機会になりますので、ぜひご参加いただければと思います。
最後になりましたが、多くの皆様のご発表・ご参加を、お待ちしております。よろしくお願いいたします。
2025年6月吉日
福島県作業療法士会 学術部長 髙橋大輝
福島県作業療法士会 学術部長 髙橋大輝