教育講演
「脊髄損傷後の自宅復帰と地域における社会参加へのアプローチ」
講師
林 哲生先生
福島県立医科大学 リハビリテーション医学講座 教授
所属学会
日本リハビリテーション医学会 専門医・指導医・代議員・東北地方会幹事
日本整形外科学会 専門医・脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会 脊椎脊髄外科専門医・指導医・評議員
日本脊髄障害医学会 評議員
日本骨粗鬆症学会 認定医
要旨
脊髄損傷後の自宅復帰の可否や住宅改修の程度は麻痺のレベルによって大きく左右されるが、家族構成や経済的状況を含めた環境因子も非常に重要な役割を果たしており、包括的かつシステマティックな退院支援が必要である。また復職への鍵は、身体機能だけでなく、趣味やスポーツへの参加も重要であり、地域コミュニティーが復職に重要な役割を果たしている可能性がある。
地域社会への社会復帰に携わることが多いリハビリテーション関連職は、患者さんの「生きがい」を間近に見ることができる。これこそが我々にとっての「生きがい」ではないだろうか。
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