講演情報
[R2-19]ユニット折り紙の対称性事始め
*松本 崧生1 (1. 金沢大学名誉教授)
キーワード:
日本式折り紙、ユニット折り紙、色対称性、高次元対称性
日本式文化、美術は奥ゆかしく、深みがあり、簡単に述べることができないことは、よく言われている。幼児、子供時代から、幼稚園、託児所、家庭内で、折り紙は親しめられてきた。新聞紙で兜を折り、竹棒や棍棒を作って、“ちゃんばら” を楽しんだのを思い出す。一昨年、妻ユリコは脊髄狭窄症、がんで神戸の「ファミリーホスピス神戸垂水ハウス」で世話になり、令和5年、2023年8月7日、神に召されました、以後、くつろぎの家・エルフに転居して、私一人となり、折り紙と親しく付き合い始め、ユニット折り紙の魅力を感じ始め、その一部につき考察する。ユニット折り紙で、多面体制作に絞ります。うさぎつくり、かめつくりや、花つくりなどの、自由製作とは、異なります。形態だけなら、多くの方の研究試作発表や、折り紙の本も出版されています。色紙を用いたユニット折り紙で、配色まで考察し、多次元対称性の考察も行います。1.ユニット折り紙の基礎的なこと。ユニット折り紙のユニットはおおくのものがある。多数研究発表されている。1.基本ユニット ユニット折り紙の基本ユニットは無数にあるが 、その本質ユニットは限られる。表折り紙(外折紙)、裏折り紙(内折紙)に、ミギオリ、ヒダリオリがある。中折り紙には、表折り、裏折があり、それぞれに、ミギオリ、ヒダリオリがあり、4種類現れる。 同一の形で、 合計8種類の異なる折り方がでてくる。中オリガミは、全て一色となる。表折り紙は、折り紙の色、裏折り 紙は、折り紙の裏面の色、片面折り紙の場合、白色となり分らなくなるので、白紙面に記述することが必要である。 この場合も左右像ができ4種ができる。以上、3種の折り方から、8種類の形、型が出現する。2,ユニット折り紙の制作 2.1.. 8種の基本ユニット 表折り、外折紙。 ミギオリ、ヒダリオリの2種あり。 作成するものによって個数は異なる。 裏折り、内折紙 表折に対し、裏織で作る。 ミギオリヒダリオリの2種類あり。 中折り紙は、表折り、裏折り、とあり、それぞれ左右像で4種独立の物、型が4種類できる。 中オリガミは、全て一色となる。表折り紙は、折り紙の色、裏折り紙は、折り紙の裏面の色、片面折り紙の場合、白色となり分らなくなるので、白紙面に記述することが必要である。 この場合も左右像ができ4種ができる。以上、3種の折り方から、8種類の形、型が出現する。1勿論勿 論もちろん、 2.2. N N 2層構造 N=4~8(むつかしくなる) 特殊配列の作品 同色の物を、対称性に従って配列する。同色は、同一帯列にする実例を示 す。 頂点5色、一色5枚合計60個(60枚)の配列で、各5枚の色紙は、同一帯列上に並ぶ。4各面上、どこを占めるか、興味深い。 ユニット折り紙で基本形は8種類存在し、それらの閉じた生成物も8種類存在する 。 ユニット折り紙における8,8則。