研究発表
研究発表ができるのは、筆頭・連名発表者を含め、以下の要件を満たす方に限ります。
- 発表申込時および大会開催時に、正会員、名誉会員または特別会員であること。
現在非会員で発表を希望する方は、早めに入会手続きを済ませてください。申込期限直前の入会審査日は、2024年12月7日(土)ですので、間に合うように手続きをしてください。 - 発表者全員が2025年3月31日(土)までに2025年度の年度会費を納入していること。
期日までに年度会費が納入されていない場合には、発表は取り消しとなりますのでご注意ください。 - 発表者全員が大会予約参加申込を完了していること。
筆頭発表者としての申込みは、お一人1題目です。 - 原則として、連名発表者も発表に同席してください。
(1) 研究発表の内容
研究発表には学生相談の新しい知見と検証が求められます。内容の区分は、事例研究、調査研究、実践研究、文献研究とします。以下の説明をご確認ください(学会編集委員会作成の「論文執筆ガイド」もご参照ください)。日本学生相談学会の会員専用サイトから確認できます)。
事例研究:学生相談の事例に基づく研究を発表するものです。
調査研究:学生相談に関する調査に基づく研究を発表するものです。
実践研究:学生相談における相談技法、教育活動、その他の実践活動についての研究を発表するものです。
文献研究:学生相談実践を背景とする理論研究や文献展望的な研究が該当します。
(2) 発表形式
研究発表は全て会場での発表で、口頭発表形式とポスター形式があります。
口頭発表形式
発表時間は、事例研究90分(発表40分、討議50分)、調査研究、実践研究、文献研究は45分(発表25分、討議20分)とします。
ポスター形式
ポスター掲示とともに、責任在席時間内に発表を行います。責任在席時間は、午前か午後いずれかに指定されます。発表は座長巡回制で、座長の司会のもと、筆頭発表者が7分の発表と3分の質疑を行います。責任在席時間内は、発表者は待機して質疑応答を行います。
発表される方は、希望する形式を選択して、当サイト「参加申込・研究発表申込」よりお申込みください。なお、発表申込状況によって、大会準備委員会の判断により、希望と異なる発表形式をお願いする場合があります。
(3) 使用機材
すべての会場にプロジェクターと、接続のためのケーブルやアダプタをご用意します。発表用のパソコンは各自でご準備ください。パソコンをご持参いただくのが難しい場合には、事前に大会準備委員会事務局までご相談ください。
(4) 配布資料
配布資料がある場合は後日送付する発表論文集(4月中旬送付予定)で部屋の定員を参照の上、ご自身でご準備ください。会場での印刷はできません。また回収が必要な資料については、発表後、発表者が責任をもって回収してください。
(5) アクセシビリティ
配布資料、パワーポイント資料作成の際には、アクセシビリティへの配慮として文字の大きさや色彩、コントラスト等に留意くださいますようお願いします。参考となるサイトを以下の通りご案内しておりますのでご参照ください。
●障碍のある方のためにアクセシビリティの高い PowerPoint プレゼンテーションを作成する(Microsoft サポート)
●伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン(オフィス伝わる)
研究発表の申込にあたっては、以下の手続きが必要になります。
- 連名発表者を含めて全員が、研究発表申込期限(2025年1月5日(日))までに、大会参加申込と参加費等の入金を完了してください。本大会では申込システムとして「Confit」を利用しています。「参加申込・研究発表申込」メニューからConfitにアクセスし、Confitアカウントを取得して、各手続きを進めてください。①大会参加申込、②研究発表申込フォームの送信(「発表論文集原稿・発表要旨票」と「原稿チェックリスト」のアップロードを含む)、③大会参加費の入金をもって申込受理とします。
- 研究発表申込期限までに、「参加申込・研究発表申込」メニューより研究発表申込フォームに進み、必要事項の記入と「発表論文集原稿・発表要旨票」のwordファイル(拡張子が.docもしくは.docx)とpdfファイル(拡張子が.pdf)の両方の原稿ファイルをアップロードしてください。
- 研究発表申込期限までに、本ページにある「原稿チェックリスト」のチェック項目を必ずご確認ください。原稿ファイルとあわせて、チェックリストのwordファイル(拡張子が.docもしくは.docx)もアップロードしてください。
- 研究発表申込後、自動返信メールにて受領確認のご連絡を差し上げます。申し込み後7日が経過してもメールがない場合は、研究発表担当(program-43rd@gakuseisodan.com)までお問い合わせください。
口頭発表形式、ポスター形式、いずれの発表形式においても、大会発表論文集への掲載が必須です。
(1) 原稿作成の書式について
「発表論文集原稿・発表要旨票」、「原稿チェックリスト」のテンプレートをダウンロードしてご利用ください。
(2) 提出ファイル名について
「発表論文集原稿・発表要旨票」のファイル名は「筆頭発表者氏名_題目の頭5文字」としてください。例)海老付頼さんが、「味噌カツが心の健康に及ぼす影響」という発表をする場合
例)海老付頼_味噌カツが.docx(Wordファイルの場合)
海老付頼_味噌カツが.pdf(PDFの場合)
「原稿チェックリスト」のファイル名は「筆頭発表者氏名_チェックリスト」としてください。
例)海老付頼_チェックリスト.docx
(3) 査読
原稿には、原則として、研究の目的、方法(倫理的配慮の記載を含む)、結果(事例研究の場合は経過など)、考察の各項目を明確に記載してください。
(4) 倫理的配慮
以下に領域ごとに基本的なルールを示します。
《事例研究》
・事例は終結したもので、対象者に発表の了解を得ている。
・関係者や対象者に対して、研究の意義や目的などの説明を行い、研究成果の公表の仕方について同意を得る。
・地名や大学等の固有名詞は記号化する(固有名詞を伏せて、人名、地名、組織名等は、A氏、B町、C大学などと表記)。
・来談日や面接開始日は、実際の年を記さない。
・プライバシー保護のために事実の記載を省略することは構わないが、研究の中で重要な事実関係を変えてはならない。
・原則的には、学生相談の枠組みにおける事例を研究対象とする。
《実践研究・調査研究・文献研究》
・大学名等は固有名詞を使用せずに記号化する。
・関係者や対象者に対して、研究の意義や目的などの説明を行い、研究成果の公表の仕方について同意を得る。
・質問紙調査票や尺度、分析方法を用いて研究する際には、「出典」を明示する。。
(5) 著作権の保護
「発表論文集原稿」を自らの著書、所属する大学および学生相談機関の紀要・報告書等に転載する場合には、必ず日本学生相談学会研究委員会に許諾の申請をしてください。(1) 原稿作成の注意点
以下の具体的な事項に基づいて作成してください。1)学生相談との関連を明確に示す。広く大学生を対象とした調査・実践では、学生相談の基礎的研究としての内容を含むことが求められる。
「題目(タイトル)」は研究内容を適切に表現したものとする。題目として「……の報告」は不適切である。
「問題と目的」には、研究の目的と意義を明らかに示す。
「方法」には、具体的な内容(対象、手続き、分析方法、倫理的配慮等)を記載する。
「結果」には、データや事象を客観的に示し、「結果」と「考察」は別々に記載されていることが望ましい。
「考察」では、結果(データ)を根拠として論理的に述べる。「報告する」「議論を深めたい」「意見を聞きたい」等の記述を避ける。
一般的に了解しにくい用語は、説明(定義)する。
2)図表は最低限必要なもののみとする。
3)引用文献の表記法は『「学生相談研究」論文執筆ガイド』を参照し「文献」として記載する。
(2)書式について
原稿は、「発表論文集原稿・発表要旨票」テンプレートを用いて作成してください。なお、カラーインクは使用せず、黒一色で作成してください。用紙:A4を使用し、1ページに必ず収める。
余白:上22 mm、下27 mm、左右17 mmとする。
題目:游明朝Regular(MS明朝も可;以下同じ)20ポイント(以下ptと略記)で記入する(ただし、20ptでは2行にわたる場合は、ポイント数を下げて1行に収める)。副題がある場合には、游明朝Regular 10.5 ptで記入し、1行に収める。
氏名:主題・副題の次の行に、游明朝Regular(10.5 pt)で記入する。連名発表の場合は、筆頭発表者の前に○印をつける。所属が異なる場合には、所属に対応した数字を発表者氏名の右肩に記載する。
所属:発表者氏名の下の行に、游明朝Regular(10.5 pt)で、括弧でくくって記入する。筆頭発表者と連名発表者の所属が異なる場合には、それぞれの所属を記入し、所属の左肩に番号を振る(ただし、10.5ptで複数行にわたる場合には、ポイント数を下げてもよい)。
本文:所属の行から1行空けて書き始め、2段組の形式とする。本文の文字は游明朝Regular(10.5 pt)、見出しは游ゴシックBold(MSPゴシック体も可)(10.5 pt)で1行文字数は24字まで、行数は44行とし、両端揃えで記載する。
図表・写真:画像として原稿に組み込む。図表・写真が余白の範囲にはみ出すことのないように注意する。この図表がそのまま白黒で製版されるため、鮮明なものとする。