チュートリアルセッション

バイオ統計センター

チュートリアルセッション(ハイブリット形式での開催)

今回のチュートリアルセッションでは,近年話題となっているChatGPT に代表される生成AIを活用する上で留意すべき点である「倫理」と「法律」に着目し,この分野でご活躍されている中川裕志先生 (理化学研究所 革新知能統合研究センター)と福岡真之介先生 (西村あさひ法律事務所)に,倫理・法律に関する専門的な観点からご講演いただきます。

オーガナイザー: 地道正行 (関西学院大学)

  • 第一部
    • ⽇時:2024年9⽉1⽇ (⽇) 15時00分〜16時30分
    • 講演者:中川 裕志 氏 (理化学研究所 ⾰新知能統合研究センター)
    • タイトル: 「⽣成AIを垣間⾒る」
    • 概要:技術発展が早く,応用分野も広がっている生成AIについて,その仕組みにおける問題点と,いくつかの応用について解説する。まず,画像生成AIに関して,その仕組みと生成できる画像の限界について説明する。次に,テキスト生成AIに関して,仕組みの概要を説明し,学習に用いたテキストから得られる大規模言語モデル(LLM),およびその調整法を簡単にまとめる。テキスト生成AIを使うにあたって,悪用,誤用などが問題だが,人々が生成AIに何を求めるかについても考察する。今後考えられる応用として,個人に代理的役割を担うAIエージェントへの応用,および,本人に死後に残されたAIエージェントについて触れる。時間があれば,EUにおけるAI規制の歴史と,現時点でのAI法における生成AIの扱いについて触れたい。
  • 第二部
    • ⽇時:2024年9⽉1⽇ (⽇) 16時30分〜18時00分
    • 講演者:福岡 真之介 氏 (⻄村あさひ法律事務所)
    • タイトル: 「⽣成AI利⽤における著作権の注意点」
    • 概要:生成AIが広くリリースされた昨年から,AIと著作権に関して大きな注目が集まることになった。2022年11月にChatGPTがリリースされてから,生成AIが大きく関心を集めて,現在,様々な分野で生成AIが活用されようとしている。その一方で,生成AIが引き起こす問題が世界的にも大きな関心事となっている。生成AIの開発・利用における主要は法的リスクとして,著作権侵害の問題がある。本講演では,生成AIを積極的に活用するために,生成AIには,どのような著作権上の問題があり,どのような対策をとればよいのかについて解説する。