講演情報
[HSP2]アラニナト銅水溶液中に生じた赤色薄膜の物質同定と生成過程の解明
楠 凌我1、田中 颯人1、髙橋 幸嗣1、穴澤 優獅1、大河原 大翔1、七海 篤史1、*中川 太玖1、出村 胤英1、君 隆平1、遠藤 喜光1 (1. 福島県立会津学鳳高校SSH探求部化学班)
キーワード:
アラニナト銅、酸化銅(Ⅰ)、アラニン
アラニナト銅の合成で、アラニン(Ala)、 CuSO4、NaOHの物質量比を変えて混合した水溶液に赤色薄膜を形成するものがあった。IR、キレート滴定、XRD、SEMより、高純度の八面体結晶からなる Cu2Oであるとわかった。また、NaOHとAlaの物質量比を変えた各混合水溶液の様子や陰イオン交換樹脂へ通した通液、析出前後のpHによると、2.0≧NaOH/Ala>1.0の時、Cu2+がCu+へ還元された後、OH-によりCu2Oが合成されることが示唆された。