講演情報

[HSP6]酸化ビスマス人工結晶の表面酸化膜構造および表面色の量子科学計算による検討

*宮野 智矢1、勝谷 恵伍1、村上 拓1 (1. 浜松学芸高校)

キーワード:

酸化ビスマス、人工結晶、表面酸化被膜、結晶構造、表面色、量子科学計算、動径分布関数、状態密度、密度汎関数理論、物性

多くの文献で、酸化ビスマス人工結晶の表面色は光の干渉によるとされているが、見る角度による色の変化が見られないことに疑問を持った。この表面色の発生機構を検討することを目的として、まず、量子科学計算による表面酸化膜構造の予測を行った。予測された表面酸化膜構造は既知の酸化ビスマス結晶との動径分布関数の比較によって妥当性が確認された。現在は状態密度の計算から、酸化膜厚と表面色の関係の考察に取り組んでいる。