講演情報
[2-P1-55]経済的嗜好性が環境保護行動に及ぼす影響
*原口 恭輔1、中石 知晃2 (1. 九州大学経済学部、2. 九州大学経済学研究院)
キーワード:
経済的嗜好性、行動経済学、環境保護行動、ナッジ
近年の行動経済学の発展により、消費者の心理的側面を取り入れた政策手法「ナッジ」の活用が注目されている。本研究では、消費者の経済的嗜好性が環境保護行動に与える影響を明らかにし、環境ナッジ政策の有効性に関する基礎的知見を提供することを主な目的とする。具体的には、独自のアンケート調査に基づく順序ロジスティック回帰モデルを構築し、競争選好度や利他主義が環境保護行動に与える影響について統計的に検証する。