講演情報
[2-P2-30]日本の銅資源使用国責任論における生物多様性評価
*関口 輝1、光斎 翔貴1、柏倉 俊介1、山末 英嗣1 (1. 立命館大学)
キーワード:
生物多様性、種数-面積関係、SAR、銅鉱山
近年世界的な工業発展に伴う銅鉱石の採掘量増加により、地域の生態系に影響を及ぼしている。これまで、金属採掘に伴う生物多様性損失に関する研究は多くなされてきたが、使用国責任論の観点から金属資源貿易が誘発する生物多様性損失はこれまで研究されてこなかった。そこで、本研究では種数-面積関係および銅鉱石の貿易データを用いて、日本が銅資源を輸入することで世界に与える生物多様性損失度を定量化することを目的とする。その結果、銅鉱山設置における各エリアの生物損失種数が判明し、種数の損失を抑えるための課題が明らかとなった。