講演情報

[2-P2-45]動的マテリアルフロー解析による銅資源利用から見た電化効果の演繹的検討

*島田 陽生1、八木原 昂輝1、大野 肇1、福島 康裕1 (1. 東北大学)

キーワード:

マテリアルフロー解析、銅、電化

脱炭素社会の実現に向けた低炭素技術や電化に伴い、銅需要が増加することが予測されている。一方で採掘・輸送・製錬・精錬段階を含む一次精錬銅製造のCO2排出量は世界のエネルギー消費量の0.3%を占めており、電化による低炭素化の効果が採掘増により相殺される懸念がある。本研究では、動的MFA手法: MaTraceを用い、銅需要の増加と二次銅供給可能量を推算し、一次銅必要量を算出することで、電化がもたらすべき低炭素化効果を逆算する。