講演情報
[2-P3-04]日本から途上国への中古車輸出に伴う化学物質のヒト健康リスクと温室効果ガス排出量の統合的評価
*小林 諒真1、東海 明宏1、中久保 豊彦1、小口 正弘2、今泉 圭隆2 (1. 大阪大学、2. 国立環境研究所)
キーワード:
輸出製品、DALY、自動車、トレードオフ評価、定量的リスク評価
中古車を輸出する場合、生産と輸出に時間差があるため規制以前の物質が含まれている可能性があり、輸入国におけるヒト健康リスクが懸念される。一方で高燃費の中古車を輸出することで輸入国において温室効果ガスの排出量を削減できることも考えられる。本研究では日本から途上国へと中古車を輸出することによる化学物質のヒト健康リスクと温室効果ガス排出量削減のトレードオフ評価を行う。さらに、中古車を輸出することで輸入国の人々が安価に自動車を購入できる便益も考慮することで、中古車輸出に関する総合的な評価と考察を行う。