講演情報

[2-P3-35]再資源化を考慮した銅製錬のライフサイクル環境評価

*鈴木 綾乃1、立本 海2、折笠 広典2、伊坪 徳宏1 (1. 早稲田大学、2. JX金属株式会社)

キーワード:

カーボンフットプリント、資源循環

再生可能エネルギーへの転換から発電設備等への資源需要が高まっており、中でも銅は大幅な需要の増加が見込まれている。また、銅鉱石の品位は年々低下している。すなわち、需要を満たすためには再生銅の生産推進が不可欠である。そこで、本研究では、乾式銅製錬において再資源化率を考慮した場合のライフサイクル環境負荷を算定した。乾式銅製錬は成熟した技術でありながら、プロセス中で生じる余剰熱を用いて再生原料を同時に製錬することができる。すなわち、現行の銅製錬の工業的プロセスを大きく変化させることなく、既存の製錬所を活用することができる。