講演情報
[PCG20-P01]高速で運動するケイ酸塩メルトと水蒸気との酸素同位体交換に関する理論的研究
*荒川 創太1、山本 大貴2、牛久保 孝行3、金子 寛明4、田中 秀和5、廣瀬 重信1、中本 泰史4 (1.海洋研究開発機構 横浜研究所、2.九州大学、3.海洋研究開発機構 高知コア研究所、4.東京工業大学、5.東北大学)
キーワード:
酸素同位体交換、コンドルール、ケイ酸塩メルト、原始惑星系円盤
コンドルールの酸素同位体組成は形成環境およびその時空間的変動を反映する。我々は、ケイ酸塩メルトと水蒸気ガスとの間の酸素同位体交換反応について、メルトとガスが有限の相対速度を持つ場合にも適用可能な理論モデルを導出し、酸素同位体組成の観点から原始太陽系星雲におけるコンドルール形成環境が満たすべき条件を議論した。その結果、メルトとガスの相対速度が零でない場合には同位体交換によって質量依存の同位体分別が生じることを発見した。我々の結果は、コンドルールは周囲のガスとの相対速度が数100 m/s以下の環境下で結晶化したことを示唆する。
