講演情報
[O07-P03]ゲルサスペンション中を落下する球体の不思議な振る舞い:マグマの輸送を考える卓上実験★招待講演
*熊谷 一郎1、篠原 慎司1、山田 美幸2、栗田 敬3 (1.明星大学理工学部、2.東京経済大学、3.東京工業大学)
キーワード:
マグマ、サスペンション、レオロジー、キッチン地球科学
マグマの輸送過程を理解するために,透明なゲルサスペンション中を落下する球体(鉄球)の振る舞いについて調べるための実験を行った.実験では,間隙水中に数10ミクロンの蛍光粒子を入れ,紫外光で励起することで流れの様子を可視化した.また,Ball Measuring Systemの手法を用いたサスペンションのレオロジー計測を行い,そのゲルサスペンションには降伏応力があり,みかけの粘度が歪速度とともに減少することが明かになった.このサスペンション中を落下する球体の運動は,ゲル粒子のサイズや間隙水の割合に依存し,条件によっては間欠的な落下運動も観察された.本発表では,キッチン地球科学的な手法で,市販の芳香剤でも使われているような吸水性高分子ゲルのサスペンションをアクリルパイプに満たし,そこへ鉄球を落とす卓上実験を紹介し,上記の「間欠的に落下する球体の不思議な運動」などを実演する予定である.