講演情報
[U11-08]開放系化学反応ネットワークの維持に必要な速度論的要件
*大岡 英史1、須田 智晴1、中村 龍平1,2 (1.理化学研究所 環境資源科学研究センター(CSRS)、2.東京工業大学 地球生命研究所(ELSI))
キーワード:
化学反応ネットワーク、開放系、自己触媒、力学系
自然環境は、系外に化学種が拡散する開放系である。この環境の中で初期代謝のような化学反応ネットワークを恒常的に維持するためには、化学種の流出に対抗する機構が必要となる。本発表では、その一つとして自己触媒に注目し、化学反応ネットワークの安定化に必要な速度論的な条件を報告する。化学種の種類や濃度が増えるほど速度論的な条件が厳しくなることを踏まえると、増幅機能の向上と散逸の抑制を目指した化学進化に繋がった可能性も考えられる。