講演情報
[U15-P56]2024年能登半島地震震源域周辺の3次元比抵抗構造
*吉村 令慧1、平松 良浩2、後藤 忠徳3、笠谷 貴史4、宮町 凜太郎1、中川 潤1、山下 凪3、天野 玲3、深田 雅人2、杉井 天音2、乾 太生1、山崎 健一1、小松 信太郎1、岩堀 卓弥1、吉川 昌弘1、波岸 彩子1、長岡 愛理1、達山 康人1、澤田 明宏2、張 策2、福岡 光輝2、陣出 湧也2、大島 由有希3、金沢 桃夏3 (1.京都大学防災研究所、2.金沢大学、3.兵庫県立大学、4.海洋研究開発機構)
キーワード:
能登、群発地震、比抵抗構造
石川県珠洲市付近では、2020年末より群発的地震活動と局所的な非定常地殻変動が継続していた。この活動は、この活動は、2018年6月頃に端を発し、2021年9月16日にはM5.1、2022年6月19日にはM5.4、2023年5月5日にはM6.5の地震が発生し、そして2024年1月1日のM7.6の地震の発生に至った。
我々は、群発活動が構造的にどのような場所で発生しているのか、また、2007年能登半島地震の発生域と構造的違いがあるか否かを解明するために、地下比抵抗構造調査を実施してきた。2021年度に取得した陸上計32か所、2022度に取得した陸上23か所、計55か所の広帯域電磁場データから推定された地下比抵抗構造では、一連の群発地震活動が開始した南側のクラスタの深部から現在最も活動が活発な北側のクラスタにかけて連続する低比抵抗領域が存在することが明らかになった。さらに、群発的地震活動はこの低比抵抗領域の上部外縁部に位置していることなどから、この活動への流体の関与を強く示唆する結果を得た。
本発表では、地下構造の高解像度化を目的に行った海陸での補充観測(2022年度および2023年度に実施した海域5点・陸域2点のデータや、2007年に実施した奥能登西部26点での既取得データ(Yoshimura et al., 2008)も含めた奥能登全域の比抵抗構造について報告する予定である。
我々は、群発活動が構造的にどのような場所で発生しているのか、また、2007年能登半島地震の発生域と構造的違いがあるか否かを解明するために、地下比抵抗構造調査を実施してきた。2021年度に取得した陸上計32か所、2022度に取得した陸上23か所、計55か所の広帯域電磁場データから推定された地下比抵抗構造では、一連の群発地震活動が開始した南側のクラスタの深部から現在最も活動が活発な北側のクラスタにかけて連続する低比抵抗領域が存在することが明らかになった。さらに、群発的地震活動はこの低比抵抗領域の上部外縁部に位置していることなどから、この活動への流体の関与を強く示唆する結果を得た。
本発表では、地下構造の高解像度化を目的に行った海陸での補充観測(2022年度および2023年度に実施した海域5点・陸域2点のデータや、2007年に実施した奥能登西部26点での既取得データ(Yoshimura et al., 2008)も含めた奥能登全域の比抵抗構造について報告する予定である。