講演情報
[PPS08-P21]極低温下における損傷を受けた玄武岩試料のP波速度およびひずみ測定
*朝比奈 大輔1、Akdag Selahattin2、Bradak Balazs3、船津 貴弘4 (1.産業技術総合研究所、2.カーティン大学、3.神戸大学、4.株式会社安藤・間)
キーワード:
極低温環境、玄武岩、p波速度測定、液体窒素
月には、極端な温度変化、大気の欠如、低重力など、地球とは異なる特殊な環境が存在する。このような環境下で物理特性を測定するには、理想的には月面での試験が望ましいが、現段階では輸送技術やコスト、試験装置のエネルギー確保などの課題から実施は困難である。その代替策として、地球上で月面の環境を模擬的に再現することが考えられる。しかし、これまで極端な温度変化や高真空下での物性変化を再現する試みは少なく、このような条件下での物性試験はほとんど行われていない。
そこで本研究では、極低温環境下における損傷した稲田花崗岩および玄武岩試料の力学特性を調べた。岩石試料を液体窒素(LN2)に浸漬しながら、ひずみおよびP波速度を連続的に測定した。200℃~800℃の高温処理を施すことで、異なるレベルの微細なき裂を人工的に作成した。実験結果から、健全な岩石では極低温がP波速度にほとんど影響を与えない一方で、微細き裂を有する試料ではP波速度およびひずみが大きく変化することが明らかとなった。
そこで本研究では、極低温環境下における損傷した稲田花崗岩および玄武岩試料の力学特性を調べた。岩石試料を液体窒素(LN2)に浸漬しながら、ひずみおよびP波速度を連続的に測定した。200℃~800℃の高温処理を施すことで、異なるレベルの微細なき裂を人工的に作成した。実験結果から、健全な岩石では極低温がP波速度にほとんど影響を与えない一方で、微細き裂を有する試料ではP波速度およびひずみが大きく変化することが明らかとなった。
