講演情報

[O02-03]暑くなる都市と電力の需給 ー都市気候学によるアプローチー★招待講演

*高根 雄也1 (1.国立環境研究所)

キーワード:

都市キャノピーモデル、建物エネルギーモデル、気候変動適応・緩和、気候変動

都市部の気温は局地的なヒートアイランド現象と地球温暖化の二つの温暖化(都市特有の気候変化)により顕著に上昇してきた。都市は、人口が集中しているため人が高温に暴露される機会が多く、かつ高齢化やエアコンにアクセスできない/使用しないといった脆弱性も重なっており、高温に対する暑熱健康リスクが非常に高い場所である。こうした都市部のリスク低減へ向けて、都市気候学分野では、都市特有の気候の再現・将来予測、そして気候変動適応策・緩和策の評価がおこなわれている。このような予測や評価のために開発されてきたものが、プロセスベースでの都市キャノピー建物エネルギーモデルである。本発表では、都市キャノピー建物エネルギーモデルの開発を中心として、これを用いて発表者らが実施してきた以下の研究の概要を紹介する:
- 都市気候と建物エネルギーのプロセスベースモデリング
- 首都圏の電力消費ビッグデータを用いた上記モデルの検証
- 都市の気温と電力消費の将来予測
- 都市部の気候変動適応策・緩和策の評価
- その一部として、都市部における太陽光パネルの普及が都市の気温へ及ぼす影響の評価