講演情報

[P03]選択的な活性サイト形成により調製したCo-Mo硫化物触媒の触媒特性

○藤田 舜1、モハマド シャズワンビンモハドファウジ2、久保田 岳志2、小俣 光司2 (1. 島根大学大学院自然科学研究科、2. 島根大学総合理工学部)

キーワード:

CoMo sulfide catalysys、CoMoS sites、CVD treatment

CVD法により硫化モリブデン触媒を選択的にCoで修飾した複合硫化物触媒を調製し、その脱硫特性について調べた。Co添加量の増加に伴い、難脱硫性化合物である4,6-ジメチルジベンゾチオフェンに対する脱硫活性は2段階で増加し、Co被覆率0.5まではCo当たりの活性は小さいが、それ以上のCo添加で大きく活性が向上した。この結果はチオフェンの場合と反対であり、Co添加によって最初に形成されるCoMoS活性相が直接脱硫経路の活性サイトであり、後で形成されるのが水素化脱硫経路のサイトであると考えられる。