講演情報
[2A03]膜結合型メタンモノオキシゲナーゼと光化学系II再構成リポソームを用いた高効率光駆動メタン酸化反応
○能戸 湧太1、伊藤 栄紘1、蒲池 利章1 (1. 東京科学大学)
キーワード:
methane oxidation、photoinduced、liposome
メタン資化細菌が持つ膜結合型メタンモノオキシゲナーゼ(pMMO)はメタンをメタノールに酸化する反応を触媒する。先行研究では、pMMOを含む生体膜に好熱性シアノバクテリア由来の光化学系II(PSII)を再構成した光駆動メタン酸化反応系を構築した。この反応系は、光照射によりPSIIが水から電子を取り出し、pMMOによるメタン酸化反応が進行する。本研究では、pMMOとPSIIを人工脂質二分子膜のリポソームに再構成した反応系において、生体膜を足場に用いた反応系よりも高効率の光駆動酸化反応を達成したことを報告する。