講演情報

[C03]ゼオライトのアルカリ・銀イオン交換作用

○松田 拓也1、辻 悦司1、片田 直伸1 (1. 鳥取大学工学部附属グリーン・サスティナブル・ケミストリー研究センター)

キーワード:

Ion exchange、Silver ion、Zeolite

ゼオライトのイオン交換能は多くの機能の源だが、選択性を決める因子は未解明である。さまざまなゼオライト上でのLi+ or Cs+ (Z) + Ag+ (aq) → Li+ or Cs+ (aq) + Ag+ (Z)の平衡定数を調べた(Z、aqはゼオライト上、溶液中を示す)。平衡定数は一つの骨格種の範囲でLi→Ag > Cs→Ag、骨格種依存性はLTA > FAU > MFI > Betaであった。ゼオライトの空洞が大きくなるほど、空洞の大きさが似たゼオライトでは、H型の酸強度が高いほどアルカリよりAgイオンを好んだ。