講演情報

[C06]ベトナム産クアンニン石炭灰分を用いて合成したβ-ゼオライトによるLDPEの接触分解

中根 崇1、○平安 海碧1、近藤 聖夜1、グエン フン1、松浦 真也2、橋本 忠範1、石原 篤1 (1. 三重大学、2. 三重県工業研究所)

キーワード:

Catalytic cracking of LDPE、β-zeolite synthesis、Quang Ninh coal ash

β-ゼオライトを複数の金属元素を含有するベトナム産クアンニン石炭灰分、構造規定剤としてTEAOHおよび塩基としてNaOH水溶液を用いて調製した。H型へカチオン交換を行った後、低密度ポリエチレンの接触分解を、キュリー・ポイント・パイロライザー法を用いて以下の条件で行った: LDPE 0.2mg、触媒 1.0mg、キャリアガス He 0.6MPa、反応温度 500℃、反応時間 5秒。コロイダルシリカを用いて、SiO2/Al2O3比を13, 26, 39 52と変えて調製した触媒では、SiO2/Al2O3比が大きくなるほど、酸点の量が減り、転化率が低下する傾向があったが、結晶化度は増加するので、SiO2/Al2O3比が52の触媒では、逆に活性が向上した。