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[22a-12P-11]固体結晶成長法により育成されたMn添加Pb(Mg1/3Nb2/3)O3-Pb(Zr,Ti)O3単結晶の自己分極と特性

〇真岩 宏司1、山形 湧志1、向 宇1、孫 海洋1、山下 洋八1,2、Lee Ho-Yong3 (1.湘南工大、2.ノースカロライナ州立大、3.セラコンポ)

キーワード:

圧電体,自己分極,固相結晶成長

固相反応成長で作製したMn添加Pb(Mg1/3Nb2/3)O3-Pb(Zr,Ti)O3(PMN-PZT)単結晶は、分極していないにもかかわらず明確なインピーダンスを示し、k31が0.3、ktが0.4、d33が520pC/Nであった。 この特性は、PZT4、PZT8などのMnドープPZT系セラミックスや、ほとんどの非鉛圧電材料よりも優れていた。未分極試料(NOP)に対し、分極反転を伴わない順方向の直流電圧を印加することにより、NOPに対して逆の直流電圧方向(逆方向)(620 - 810 pC/N)に比べて、850 - 920 pC/Nという高いd33値が得られた。