講演情報

[22a-13P-8]ハーフ・ホイスラー合金TiNi1-xCoxSnのp型熱電特性

〇山崎 航佑1、富樫 弘道1、中津川 博1、岡本 庸一2 (1.横国大理工、2.防衛大材料)

キーワード:

ハーフ・ホイスラー,熱電特性,アーク溶解法

環境負荷の小さな元素で構成されたハーフ・ホイスラー合金TiNiSnは高い出力因子を有する熱電材料である.本研究ではTiNiSnの多数キャリアを変化させるため,Niよりも価電子数の少ないCoで置換したTiNi1-xCoxSn(0≤x≤0.15)をアーク溶解法により作製した.粉末XRDとリートベルト解析を用いた結晶相の同定,及び,80 ~800 Kの範囲で熱電特性の測定を行った.その結果,Co置換によってゼーベック係数の符号が反転し,多数キャリアが変化することを明らかにした。