講演情報
[22a-P01-8]Pbをドープした銅酸化物高温超伝導体Bi2.2-xPbxSr1.8CaCu2O8+δの光学的性質測定
〇(M1)時田 桂吾1、チョウ コン1、中川 鉄馬2、藤田 全基3、朝日 透1 (1.早大理工、2.早大総研機構、3.東北大金研)
キーワード:
銅酸化物高温超伝導,一般型高精度万能旋光計,光学的異方性
銅酸化物高温超伝導体は,BCS理論から予測されない,高い転移温度を持つことから勢力的に研究されている。特にab平面に平行なCuO2面における二次元的な電子の特性は興味の対象とされ,超伝導発現の機構を考える上でab平面の異方性は重要である。本研究では,不整合が消失することで知られているPbをドープしたBi2212,Bi2.2-xPbxSr1.8CaCu2O8+δ の単結晶をfloating zone法で育成し,c軸方向の直線複屈折 (LB) と直線二色性 (LD) の波長依存性を測定することで,ab面内の異方性を評価した。