講演情報
[22p-12H-6]生育期間の短縮を目的とした種子へのプラズマ処理の性能評価
〇(B)山上 颯太1、大川 博司1 (1.HSU未来産業学部)
キーワード:
プラズマ,ナタネ,種子
成長期間の短縮を目的として、種子へプラズマ処理をした。また、その効果を抗酸化能の測定によって評価した。プラズマ処理には平行平板型誘電体バリア放電を用いた。電源は10 kV-8 kHz(LHV-10AC-S)を使用し、平板間隔は2 mmである。処理対象物はキザキノナタネ(Brassica napus L.)の種子で平板間に置き、処理時間を変えながら、大気中で放電させた。その結果、種子へのプラズマ処理の効果が約2か月間持続していることが確認できた。また、抗酸化能の向上を評価するためアントシアニン系色素を吸光度測定で定量した。アントシアニン系色素の量に有意差は見られなかったが、プラズマ処理を施したナタネは400 nmを吸光する因子が増加することが確認できた。