講演情報

[22p-1BM-7]グラフェンFETバイオセンサの安定化に向けて

〇德田 優果1、牛場 翔太1、中野 友美1、小野 尭生2、谷 晋輔1、木村 雅彦1、松本 和彦2 (1.村田製作所、2.阪大産研)

キーワード:

グラフェンFET,バイオセンサ

単層グラフェンFETバイオセンサは、構成する全ての原子が表面と接しているため、表面の電荷変化に対し、鋭敏に応答することが期待される。さらに、単層グラフェンのCVD合成により、機械剥離グラフェンでは困難であったグラフェンFET (G-FET) アレイの作製が可能となった。しかし、グラフェンFETはプロセス過程で容易に剥離・汚染が生じるため、均質な特性を担保しつつ量産することは難しい。これまで筆者らはグラフェンFETバイオセンサの社会実装を目指した安定化動作に向けて、様々な取り組みを進めてきた。本講演では、筆者らの最近の取り組みについて報告する。