講演情報

[22p-P03-14]トリプルカチオンペロブスカイトのバーコート製膜における基板温度の影響

〇三宅 紹心1、藤井 彰彦1,2、尾﨑 雅則1 (1.阪大院工、2.大阪工大)

キーワード:

トリプルカチオンペロブスカイト,バーコート法

トリプルカチオンペロブスカイトをバーコート製膜し,基板温度の変化が薄膜物性および太陽電池特性に及ぼす影響を調べた.基板温度100 °Cで製膜すると,150 °Cの場合と比較して,塗布と蒸発の均衡がとれた遷移領域が低速側に変位し,膜厚が減少した.形成された薄膜はドメイン間に空隙が生じた一方,蒸発領域では基板全体を覆う被覆膜が形成された.基板温度100 °Cで製膜した太陽電池は,特に掃引速度0.3 mm/sで優れた光電変換効率を示した.