講演情報
[23a-12C-2]超音波検出型中赤外光音響分光法による血中成分分析
-定在波励振による信号増強-
〇相場 希衣子1、木野 彩子1、松浦 祐司1 (1.東北大院工)
キーワード:
光音響分光法,中赤外分光法,非侵襲血中成分分析
中赤外光を用いた光音響分光法は,生体組織成分の非侵襲分析を可能とする.我々のグループでは,数百kHzでパルス変調したレーザ光を照射し,試料中に誘起される超音波を圧電トランスデューサで検出する手法を提案した.本報告では変調周波数を変化させることにより任意の厚さの被測定物に定在波を生じさせる手法について検討し,この方法を用いて指間膜の光音響スペクトルを得た結果について述べる.