講演情報

[23a-12E-2]複数共振構造からなる音響メタ表面を用いた吸音・環境発電デバイスの設計

〇小島 章1、鶴田 健二1 (1.岡山大院 環境生命自然)

キーワード:

メタマテリアル,吸音,エナジーハーベスティング

音響メタ表面の一種である装飾膜共振器(DMR)は膜と空気層のハイブリッド共振を利用した新規の遮音材料として期待されているが,動作が狭帯域であることや膜が露出するために耐久性が低いという問題点が挙げられていた。我々は,古典的な防音機構であるヘルムホルツ共振器及び欠陥を設けた周期配列構造の二種の構造に着目し,これらをDMRの膜上部に結合させることで複数の共振作用を併せ持つ新構造の設計に取り組んだ。